美術館とわたし~「あやしい絵展」&横尾忠則様の追憶~

前回の記事、SNSで沢山の声をブッカケてくれてサンクスモニカ~!(泣)言葉にしてみてよかった~!同じような気持ちで生きづらく感じていた人たちが、少しでも胸張って、それぞれが大事MANに想っているコトを愛し続けてイケますようにっ♡一緒に闘い続けよう!(前回の記事【愛するおギグやエンターテイメントについて、今思うコト】)

さて!今回は美術館についてでもカキコキさせていただくわ☆
淫スタグラムでもたまに「#かおりの美術手帖」というハッシュドタグでおレポさせてもらってますが、私、美術館にイクことも大好きなのです。


直近でイッたのは、緊急事態宣言が出る直前にギリギリガールズで駆け込みした「あやしい絵展」in 国立近代美術館。
https://ayashiie2021.jp/

ステレオテニスさんと一緒にイッてきたヨ☆(ほぼ毎日メル友かつ、週1ペースくらいで会っているほどのマブダチだぜ☆)

二人ともMOM’S DRESSERのお洋服でキメ☆

明治~昭和初期の“退廃的、妖艶、グロテスク、エロティック”を彷彿する作品を集めた企画展。国立の施設だからかエログロ度合は控え目なイキフンだったけども、作品に込められた執念や怨念を感じて、ゾクっとする作品が沢山あったな~!実際の内容はおカタめでも、「あやしい絵展」というワードを使うと一気にポップで身近になるし「なんか面白そう!」と足を運ぶナウでヤングな子も多そうでイイなぁと思っておりました。言い換えて、新しい意味合いを持たせるのって大事MANだよね~!

約1000年の時を経ても、こうして作品に宿った「執念」や「感情」をおナマで感じられるってとっても貴重な体験!「ああ、人間の感情って昔から変わらないんだなぁ」って、昔と今の繋がりを感じたり、その時代にタイムトリップできる感覚にもなれました。
(5/16までの開催予定だったのだけど、緊急事態宣言の延長で結局そのまま閉膜になってしまったご様子…。淋しい熱帯魚だねぇ)

美術館にイクことも、私にとっては日常で欠かせない大事MANなコトのひとつ。
幼少期から中学生までは、365日絵や漫画を描きまくり、「落書き帳は相棒!」という生活を送っていた少女かおり。この辺のお話は、連載中のコラム「かがみよかがみ」でもお話させて頂いたのだけど……子供の頃、私が特に夢中になって描いていたのは「裸体」☆

そう、人間の体の曲線にやまだかつてないフェティシズムを覚え、ひたすら裸体ばかりを描いていた子供だったのでした☆今思えば「うちの子、大丈夫かしら…」と、親を大変悩ませていたに違いない(遠い目)逆にお花や植物は模写しようとしてもグロテスクに感じて怖くなり、オエエエ!もう描けない~ってなっていたナ。きっと細部で捉える子供だったのね(今はお花、大好きだヨ☆)

高校生になってバンド活動に没頭して以来、絵を描くこと自体は辞めてしまったのだけど、なんだかんだ観ることだけはず~っと続けている。好きなアーティストや面白そうな企画展があったら、カレンダーに挿入して、なるべく足を運ぶようにしているの。

なぜそんなに美術館に行きたくなるのかというと、「心のGスポット」を高めてくれる場所だから!美術館という存在に救われてきたことも人生で多々あって。情熱のこもった作品や、ビビビッとくる面白い作品と出会うと「うわ、私の悩みなんて小さかった!」「もっとガンバルンバせねば」と思えたり、何かヒントを貰えたり、自分のチン念を確立させてくれたりするのだ。

そういえばOL時代、心がズタボロになって「何もかもうまくいかないYO……」と絶望的な気持ちになった時、よく平日の昼に一人で美術館に行っておマンパワーを貰いに行っていたこともあったわ。アレだな、静かに作品や自分自身と向き合う時間になるから、私にとってはお寺にイクような感覚にも近いのかもしれない(笑)

あとは美術館のナニが好きって「考える余白」がたくさんあること!「これはこういう感情を表現しているのカシラ」「この遊び心粋だなぁ」と作品意図をアレコレ考えたり、友達と話したりすることも大好き!感じ取って推理するような、映画を観る時の感覚にも近いかも。

そしてたまに、その場で凍りついてしまうような、やまだかつてないエネルギーを持っている絵と偶然出会えることあるの!なんだろう、作者の感情がぐわあああって刻まれている作品!しかも大抵、前情報では予想しなかった作品がそうだったりするから面白い~!

そのひとつは、2年前くらいに行った横尾忠則さんの個展『B29と原郷-幼年期からウォーホールまで』in 根津のスカイザバスハウスで出会った作品。横尾さんが2010年以降に描いた最新作を中心に構成された個展だった。

目玉とされていた上の自画像も素晴らしかったけど、特にこの「追憶あれこれ」という絵の前に立った瞬間、久しぶりに冷や汗と鳥肌が止まらなくなってしまった。写真だと1/3も伝わらないかもしれないが…!(SIAM SHADE)

追憶あれこれ/横尾忠則先生(2019年)

実際に観ると、なんだか、生と死の狭間の世界に引きずり込まれるような恐怖を感じたの。80歳を越えた今の横尾さんが描く「追憶」は、まるで子供の頃に見た怖い悪夢のよう。このぼんやりとした奇妙さは、記憶が曖昧になっていることへの恐怖を表しているのか。歳をとると子供に還っていくような感覚もあるのだろうか。そんなことをアレコレ考えながら、横尾さんの見える景色の疑似体験すらできるような心地でした(この感覚、言葉にするのがとても難しくて、書いては消しを繰り返してる…)

言うても、一緒に行った友人は「素敵だけど、君が言うほどは感じないなぁ」って言ってたし、捉え方や感じ方は人それぞれだよね☆音楽でも何でもそうだけど、自分と共鳴する部分があるかどうかだから、正解がないこともまたロマン!

昔から横尾さんの作品は大好きだけど、最近の作品も素晴らし過ぎて、更にワンフーになってしまったわ!感情や記憶を具現化する術を熟知されていらっしゃって、もはや絵と体が一体化してる感じがする。人間を超越された、超人のような存在になってらっしゃると私は思う。凄まじいエネルギー。

ちなみにこちら、7月から東京都現代美術館で開催される横尾忠則さんの大規模な個展でも観れるみたい!またおナマで観れるの超楽しみ!(多分、全国で巡回するヨ)
GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?

こうして写真で見たり画集で見ると、そのゾクっとするような感覚までは辿り着けないし、実物は色味もパワーも全然違う。そもそもサイズも違うしね。逆も然りで、写真じゃ何とも思ってなかった作品が、実際にご対面すると「とんでもねえええ!」ってなる時もあるから面白い!例えるならば、写真映りが悪かったメンズと実際に会ったら、「やっだ!超タイプなんだけど!」みたいな?(←低俗なたとえ話、やめれ☆)

でも、ホントに何でもそうだな。ライブだって演劇だって、プロレスやお笑いだってそう。絵画もおナマで観ると、感覚や受け取るパワーも全っっ然違うのダ~!人の手によって、魂込めて描がかれている〝ナマモノ〟だものね♡

私の心の栄養素である美術館。また早くイケる日が来るといいな~!

余談だけども、私のシステム手帳は何年も横尾忠則先生のグッズを使っているヨ♡ご本人様の直筆サイン挿りという宝物なのだ…うふふ。無くすのが怖くて持ち歩いてないけど、何かいいアイデアが生まれる気がして、ZUTTOお家で使ってる~!

よし、今回もとっ散らかったな!(笑)最後まで読んでくれたみんな、マンキューな=☆

P.S.ブログにコメントも書けるようにしております!ぜひお気軽にカキコキしてネ♡

美術館とわたし~「あやしい絵展」&横尾忠則様の追憶~」への4件のフィードバック

  1. 美術館に行くの好きなの、わたしも同じー❗️
    かおりさんの言うとおり、そして音楽と同じく!お生の作品には複製や印刷には絶対にない作者の直接のパワーがあるわよね❗️
    そのパワーをいただこうと、作品に向かってハンドパワーばりに手のひらをかざしていたら、美術館スタッフにとっても不審な目を向けられたチン事もあったのよ🤣🤣

  2. 私も美術館大好きで、特に心を静かにしたい時や何か新しい情報を入れたい時や、ゆっくり呼吸したい時に思い立って行きます。かおり様が考える余白があるから好き、と書いていらっしゃったのを見て、それ!!!それです!!!!と大興奮しました。かおり様の言語化素敵…
    寺感覚、共感しかありません…
    鳥獣戯画展が今とても行きたいので開催復活したら行ってきます!!!

    (コメント欄が解放されて、いにしえの血が騒ぎましたありがとうございます)

  3. GENKYO!自身はひと足早くナゴヤで視姦させていただきました。ロンモチ圧倒されました。『追憶あれこれ』人生最後にこんな絵が描けたら楽しいですね。そのどこかにお二人もPTLも描いてみたいモンです!?いうか『閉膜』いう表現がツボでした(笑)インスタ以上に奥深いブログの快楽、これからも楽しみしとります…

  4. かおりさんの美術館探訪は淫スタグラムで拝見していたので今回のブログも興味シンシンです。
    考える余白。
    日常のこと以外をじっくり考えられて、作風によってゆったりだったりピリッとしてたり美術館には独特な空気が漂っているように思います。
    それと、私は美術館へ行くときってちょっぴり”おでかけ”感があってスキスキスーなんです。
    かおりさんの美術館探訪の写ルンですの装いも”おでかけ”感が感じられて素敵です。
    美術館併設のカフェに寄ったり、周囲の飲食店を開拓するのも楽しいですよね。

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